玄関先からお庭まで、人が歩く動線を美しくデザインする延段（のべだん）工事。自然石アプローチで期待感と安心感を生む空間づくりを行っています。造園工事・庭のリフォームなら職人の技が光る植木屋藤一へ。

延段とは、玄関先からお庭や建物の奥へと続く“歩くための石張りの道”のことを指します。

単なる通路ではなく、人の動線を美しく導くための造園技術のひとつであり、

日本庭園や現代の外構デザインでも欠かせない要素です。

 

植木屋藤一では、この延段工事を通じて、**「歩く楽しさ」と「見た目の美しさ」**の両方を追求しています。

ただまっすぐに敷くのではなく、この先に何が待っているのかという期待感や想像力を感じさせるよう、

石の並べ方・高低差・曲線のバランスにこだわっています。

延段工事で最も印象を左右するのが「素材選び」です。

今回の施工では、自然石を使用したアプローチを採用しました。

自然石はひとつひとつ表情が異なり、色味や質感、割り肌の風合いが庭全体の印象を柔らかくまとめてくれます。

 

人工的に加工された素材にはない、経年による味わいの変化も自然石の大きな魅力です。

年月を重ねるごとに苔むしたり、雨に濡れて色が深まったりと、

お庭とともに成長していくような自然の美しさを感じられます。

 

植木屋藤一では、施工前にお客様と一緒に石の種類・サイズ・配置バランスを丁寧に打ち合わせします。

それぞれの石の個性を生かしながら、歩きやすく見た目にも美しいアプローチをつくり上げます。

延段の魅力は、単に“石を並べるだけ”ではありません。

大切なのは、「歩く人がどんな気持ちになるか」を考えて設計することです。

 

たとえば、石の角度や並び方を少し変えるだけで、

視線の先に植栽や灯籠、建物の入口などが自然と導かれるようになります。

こうした“誘導のデザイン”が、延段工事の本質です。

 

玄関先からお庭まで続くアプローチが、

ただの通路ではなく**「心地よく歩ける風景」**に変わる瞬間。

その空間をつくることこそ、造園職人としての喜びです。

 

① 美観の向上

 

延段を設けることで、建物と庭が一体化し、全体のデザインが引き締まります。

自然石の重厚感が加わることで、家の格が上がり、訪れる人に落ち着いた印象を与えます。

 

 

② 動線の明確化と安全性

 

自然石アプローチは、雨の日でも滑りにくい素材を選ぶことで安全に歩けます。

また、動線が明確になることで、草木を踏み荒らす心配もありません。

 

 

③ 暮らしの快適さ

 

見た目の美しさだけでなく、日々の暮らしの中で「歩く」ことが快適になります。

庭の中を移動する際も、段差がやさしく吸収されるように設計すれば、

年配の方やお子様にも安心です。

「庭をもっと活かしたい」「古くなった通路をきれいにしたい」

そんな方には、庭のリフォームとしての延段工事がおすすめです。

 

すでにある植栽や灯り、塀とのバランスを考えながら、

新しい延段を組み合わせることで、まるで別の空間のように生まれ変わります。

 

植木屋藤一では、既存の構造を壊しすぎず、

今ある素材を活かしながらリフォームを行うことを大切にしています。

自然石アプローチを加えることで、庭全体の統一感や高級感がぐっと引き立ちます。

延段工事は、見た目以上に繊細な作業が求められます。

石の厚みや角度、目地の幅を均一に整えながらも、機械的に見えない“自然な流れ”を表現する。

それが、植木屋藤一の職人としてのこだわりです。

 

一つひとつの石を仮置きし、全体のバランスを確認しながら丁寧に施工を進めます。

時間をかけてつくる分、完成後の満足感やお客様の笑顔もひとしお。

「歩くたびに心が落ち着く」「庭が好きになった」というお声を多くいただいています。

延段工事は、ただの外構工事ではありません。

お客様の暮らしとお庭をつなぐ「物語づくり」だと考えています。

 

石一枚一枚に想いを込め、長く安心して使えるように施工すること。

そして、施工後も季節ごとの手入れや点検を通して、

末永く信頼していただける関係を築いていくこと。

 

それが、私たち植木屋藤一の目指す仕事のあり方です。

延段工事は、デザイン性・機能性・耐久性を兼ね備えた“庭の主役”です。

自然石アプローチを取り入れることで、玄関からお庭までの動線が美しくつながり、

日々の暮らしに心地よい変化をもたらします。

 

造園工事や庭のリフォームをお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

職人の技と経験で、世界にひとつだけのアプローチ空間をおつくりします